足場工事にはどのような種類がある?|詳しく解説


足場工事で設置される足場には、さまざまな種類があります。
そのため、足場工事ではまずは現地調査を行い、現場の状況に合った足場の種類は何なのか判断することが重要です。

そこで今回は、建設工事に欠かせない足場について理解を深めたいという方に向けて「足場の種類」を紹介していきます。

足場の『重要性』



足場は、「建物の手が届かない高い部分の工事を行うため」や「作業の効率化を図るため」に設置されます。
設置する足場は、現場の状況や工事内容によって異なります。

足場工事で設置する『足場の種類』


それでは、足場の種類とその特徴を具体的に確認していきましょう。

●枠組み足場


枠組み足場はビティ足場とも呼ばれ、足場のなかでもポピュラーな種類です。
部材が軽量のため扱いやすく耐久性が高いことが特徴で、地上から45m以上の高層の建物にも対応することができます。

しかし、部材が大きいため搬入する際には幅の広い搬入路や部材を置くための広いスペースが必要になります。

●くさび式足場


くさび式足場はくさび緊結式足場やビケ足場とも呼ばれ、凹凸が付いたくさびをハンマーを使用して打ち込み、部材同士を組合わせる足場です。
この足場はハンマー1本でスピーディーに設置や解体ができることが特徴です。

しかし、設置する際に場所が必要になるため隣の家との間隔が狭い場合は、設置することができません。

●先行足場

先行足場は、手すり先行工法で組立てられる足場のことです。
この足場は現場で設置や解体をする際に手すりから設置するため、安全性が高いことが特徴です。

●張り出し足場

張り出し足場は、建物自体に張り出し材という部材を取り付け、その上に本足場を設置する足場のことです。
足場を設置するスペースがなくても、足場を設置することができるという特徴があります。
地面が凸凹しており、足場を地面から設置できない現場や隣の建物との間隔が狭い現場などで使用されます。

●単管足場


単管足場は鋼管足場とも呼ばれ、単管(鉄パイプ)を組み合わせて作る足場のことです。
この種類は組立ての自由度が高いためさまざまな形状の建物に対応することができ、建物同士の間隔が狭いビルなどで活用されます。

●吊り足場

吊り足場は、吊り材によって作業床を上から吊り下げて作られる足場です。
この足場は、橋梁の工事など地上から足場を組立てることができない現場で活用されます。

●移動式足場

移動式足場はローリングタワーとも呼ばれ、足場の下部にキャスターが付いており移動させることができる足場のことです。
この足場は、ロックを解除することで簡単に移動させることができます。

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まとめ


いかがでしたでしょうか?
今回は、足場工事の種類について紹介しました。
この記事によって、あなたの足場工事に関する知識が少しでも深まりましたら幸いです。

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